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2014年10月に作成された記事

2014年10月29日 (水)

スコールカー乗車記録

 先日、伊豆急をたっぷり堪能してきたところで、50年前の伊豆急を垣間見ていただきます。このところ「50年前の××」がシリーズ化していますが、これはたまたま昭和39年撮影のネガをスキャンしたストックがあるからです。
 さて、時は昭和39(1964)年7月、大学1年生の私はクラブの合宿で伊東に行きました。1日目は昼頃に宿舎(仏光寺というお寺でした)に着き、夕方までは自由時間となったので、伊豆急初乗りを企てたのです。伊東駅で運賃表を見ると、かなり高い。一駅ごとにどんどん金額が上がっています。懐具合と時間を考え、伊豆高原まで乗って見ることにしました。

641122_0012伊東駅を発車する熱海行き。7連で3両目にサロが入っています。開業3年目でかなりハイペースの成長ぶりです。

641122_0015国鉄の車両は湘南色の111系。こちらは7連固定で4両目にサロが入っています。よく見ると、貫通扉に伊豆急の方向板を掲げています。

641122_0029伊東止まりの列車が入ってきました。下田寄りから2両目にサシ191が連結されています。折り返し下田行きになるので、迷わずこれに乗りました。

641122_0030折り返しの列車は「快速」です。よく見えないけど2両目がサシです。左の側線に古めかしいワムがいます。まだ伊東線は貨物営業をしていたのですね。

641122_0014サシ191はスコールカーと呼ばれていました。サントリー(当時の社名は壽屋)が宣伝用に電車まるまる1両を寄贈したもので、壽屋の製品を優先的に扱うという条件付きです。その頃はウィスキーのほかにやっとサントリービール(モルツではない)が出たばかり。下戸の私はローヤルクラウンコーラ1本で伊豆高原まで粘りました。 ウェイトレスさんに頼んで私の写真も撮りましたが、これは割愛します。

641122_0012_2伊豆高原に着きました。乗り降りはほとんどありません。交代した運転士が発車を見送っています。

641122_0024ホームの伊東寄りから車庫を覗いてみました。なにやら変な車両がいます。右端はできたての東急7000系で、夏の応援に来ています。まだ営業運転には就いていないようでした。
 その左はこれも東急のクハ3770形でしょうか。伊豆急色になって腰板のTKKもIKKに変わっています。実は開業前に機関車代用としてデハ3608が入線し(これは両運転台に改造)、開業後はさらにデハ1両、クハ2両も加わって、夏の多客期などに営業運転をしていたのです。

641122_0025153系の準急が通過して行きます。ホームの上屋は1両分もありません。

641122_0027これが駅舎。洒落た形だけど駅員の姿も見えません。本来の地名である八幡野の方がぴったりしますね。釣り宿の看板の前に止まっているのはスバル360です。

Pa266743こちらは押しも押されぬ現在の駅舎。

641122_0021下田寄りには旧型の3連が待機していて、しばらくすると伊東行きとしてホームに据え付けられました。私はこの先頭のデハ3608(写真の左端)に乗って伊東に戻ったのです。

伊豆急クモハ103乗車会

 8月の吉日、某有名ブログのオーナーから、「まもなくウチのブログのアクセスが100万になるので、これを記念して伊豆急のクモハ103(形式がクモハ100)を貸し切ったツアーを10月26日に実施します。参加してみようと思う物好きは名乗りをあげたし」という檄メールが届きました。
 数年前に営業用車として復活した伊豆急クモハ103は、団体用なので一見さんは乗れません。これはいい機会と、早速申し込みました。このツアーには前日から北川温泉に繰り込み、オーナーと裸の付き合いを深めようというオプションが用意されていましたが、私は心の準備ができていないので、日帰り参加としました。
 当日は5時半に起き、水垢離して体を清め(というのは嘘)、小田急~JR経由で集合場所の伊豆高原に向かいます。小田急に乗るのは経費節減のためで、数日前に新宿の金券屋で小田急の株主優待券を仕入れておきました。

Pa2666489時52分、伊豆高原に到着。車庫を眺めると、お目当てのクモハ103がパンタを上げて待機していました。なにやらヘッドマークが付いているようです。実は昨日の天気予報が曇り、昼頃から小雨となっていたのですが、見事に外れてくれました。

Pa266654伊豆高原はものすごく立派な駅になっていました。合運なんかでお馴染みの顔ぶれが集まり、乗車の前にここを見学します。

Pa266656踏切からも見えていたけど、リゾート21の黒船電車は編成をばらして入場中です。

Pa266660これから乗車するクモハ103。やはりこの電車は前パンがいいのです。ただし、こちら側を撮る時は少し曇って欲しかった。

Pa266667下田寄りはだいぶ賑やかです。見る人が見れば、開業初日の祝賀電車のパロディだとわかりますね。

Pa266697せっかくだから床下もしっかり観察しました。かつては私鉄電車の標準品だったDH-25も、いまや希少になりました。おまけにこれは三菱電機ではなく神鋼電機です。

Pa266701TS316は側梁の位置が低いので、ボルスター、モーター、ブレーキシリンダ、ハンドブレーキ用テコなどがよく見えます。

Pa266753見学を終えてホームに入ります。クモハ103は一旦下田寄りの本線に出てから、3番線に入れ換えてきます。

Pa266752その間にリゾート21と特急「踊り子」の交換です。みなさんビールの買出しに忙しく、このシーンを撮っていたのは数人でした。

Pa2667693番線に停車中のクモハ103。もう1両クハがあったら、なんて贅沢はいいません。

Pa266765運転台もしっかり見ておきます。抑速ブレーキ付きなのでマスコンは国鉄165系なんかと同じ。原型は電圧計が前面のパネルの右端に配置されていたと思います。

Pa26677511時22分、南伊東に向けて発車しました。上機嫌で挨拶しているのは、ヘッドマークのとなりにご真影が飾られていた方です。

Pa266776早速、かんぱ~い、も始まりました。

Pa266788川奈で6分半の停車時間を利用し、反対側のホームから撮影します。直射日光は当たらないけれど、一番いい状態で撮影できました。

Pa266797クモハ103はATSの関係で伊東まで入れず、南伊東で折返します。乾杯していた人も「鉄」の本分を忘れず、ホームに出てカメラを構えています。

Pa266801南伊東を出ると間もなく、弁当とお茶が配られました。

Pa266802弁当の掛け紙はこの日のための特製品。捨てたりなんかしたら罰が当たります。

Pa266806弁当を食べながら、伊豆急100系についての貴重な話しを聞けました。

Pa266810今回のツアーで最年少の参加者です。今からならまだ軌道修正できるぞ。

Pa266812特急2本、普通3本と交換し、13時09分、下田に到着しました。電車の前で記念写真を撮り、本日のツアーは解散。ブログのオーナー、前夜から準備のみなさん、お疲れ様、ありがとうございました。
 さてこれからどうするか。雨なら駅前で小休止してから帰るつもりでしたが、天気がいいので、途中で少し撮影することにします。といっても伊豆急は沿線に開けた場所がなく、撮影場所は限られます。あまり歩きたくもないので、無難な駅撮りにしました。

Pa2668244番線に入換えたクモハ103をワンカット撮り、13時16分発の電車で折り返します。降りたのは(改札は出ません)3駅目の河津。ここでクモハ103の回送が通過する15時30分まで居座るつもりです。

Pa266827_2最初はリゾート21と踊り子の交換。この日、運用に就いているリゾート21はこの1本だけでした。

Pa266829踊り子が逃げ切らないうちリゾートが発車してしまい、編成後尾が被られました。

Pa2668358000系の普通で下田まで来るのは、大部分が3連です。これは中間車から改造の先頭車で、ノッペリした顔付きです。下田まで通す編成はワンマン対応、伊豆高原回転編成は非ワンマンと分けられているようです。

Pa266841この先頭車はクハ8000形そのままです。ちょっと光線がきつくて、足回りが潰れました。

Pa266843踊り子115号は原型塗色復活編成でした。やはり185系といったらこの塗りです。このあと急に空が曇ってきたので、クモハ103の回送を待たず、撮影は打ち切りとしました。

Pa26684715時03分発の熱海行きはリゾート21。幸い先頭の展望席に座れました。

Pa266851ブルーリボン賞のプレートの健在です。熱海から小田原まではE231系、小田原からの小田急はロマンスカーを奢りました。株主優待券で浮いた分が特急券に回ったわけです。
 それにしても30000形(EXE)の電動車はうるさい! 高速になると昔のHE車以上に唸ります。小田原~新宿間(2駅停車)78分ていうのもなんとかならないだろうか。複々線もそこそこの長さになったのに、新宿駅の改良工事中だった頃より余計にかかっているのはどういうこっちゃ。

Pa266852とはいえ、やはりロマンスカーは快適でした。ほとんど電車に乗りっぱなしでしたが、歩数計は1万歩を僅かに越えていました。

2014年10月25日 (土)

バスを観察する

 ちょっと間があきましたが、実は先週の土曜から休日返上で原稿書きに追われていました。思ったより時間を食い、昨日(24日)の午後一に納品(メールで送信)して一息ついたところです。
 今日はちょっとした買い物で新宿まで出かけ、西口のヨドバシカメラの近辺をうろついていました。ここはご存知の方はご存知、高速バスのターミナルもあり、いろいろな会社のバスが発着しています。そこでふと閃き(そんな大袈裟なものではない)、一体何社くらいのバスが来るのかを観察してみました。以下は小一時間ほどでの成果です。

Pa256614いきなり来たのが名鉄バス。これがバス観察のきっかけになりました。新宿~名鉄バスセンター間を昼行、夜行各2往復ずつ運行しています。私はバスに関しては素人なんで、メーカーとか形式はわかりません。ただ、バスを公式側(出入り口のある側)から撮るのは、意外と難しいのです。
 

Pa256615箱根、御殿場方面行きの小田急バス。ヨドバシの前ではなく、ビックカメラの前から発着します。スイカ、パスモでも乗れます。窓下の犬のシルエットは一般の路線バスにも付いていて、小田急バスのシンボルです。

Pa256628同じ小田急バスのラッピング車。

Pa256630地元の京王バス。最近のバス会社は分社化が進んでいます。これは京王バス東、となっていました。

Pa256617いちばんよく見かけるHighland Express。アルピコグループの共通デザインで、これは本家のアルピコ交通。「鉄」には元松本電鉄といった方がわかりやすいですね。

Pa256625同じアルピコでも、こちらは諏訪バスです。

Pa256629富士五湖方面が縄張りの富士急行ですが、よく見ると富士急平和観光でした。富士五湖ではなく、甲府線を運行しています。

Pa256616派手なラッピングは富士急シティバス。沼津線を運行しています。

Pa256631会社名が確認できなかったけど、山中湖・平野行きだから、富士急系なのでしょう。

Pa256623山梨交通です。この塗り分けは昔から国際興業グループでお馴染みでした。

Pa256620少しマイナーな伊那バス。駒ヶ根、飯田方面はバスの方が絶対便利です。

Pa256638_2伊那バスのラッピング車。

Pa256618もっとマイナーな信南交通。これを知っていればそこそこのバスオタです。

Pa256627つばめマークはJR東海バス。静岡線と浜松線です。

Pa256644小湊鉄道のバスも2度ほど見かけました。どこの路線かは調査中。このほかにも、おんたけ交通、遠州鉄道、濃飛バスなど、夜行では神姫バスとか西鉄バスも乗り入れてきます。まぁ、全部撮ろうなんてだいそれたことは考えませんが。

2014年10月20日 (月)

50年前の小田急(その2)

 昭和39年10月のダイヤ改正の目玉は急行に8連が登場したこと。さてこれを8連であることがわかるように撮るにはどこがよいか。朝のラッシュ時が勝負なので、なるべく新宿に近い所にしたい。で、選んだのはここです。

641930_0017さぁ、ここはどこでしょう。のどかに畑が広がっていますが、今は高架の複々線になっている喜多見~狛江間です。この頃は北多摩郡狛江町だったはず。
 車両はオール1900形の8連。ABFの8連は大部分が新宿寄り4両が1600形、小田原寄り4両が1700・1900・2100形という組合わせで、1600形が入らない8連が1運用だけありました。運用番号は984。新宿寄り(写真の右側)が98運用、小田原寄りが94運用です。
 前面の運板は文字がよく見えませんが、「急」の1文字ではないですね。まだ通勤急行は残っていたのかも知れません。あとで調べておきます。急行なのに行き先表示が準急用の〇囲みになっています。以下、1時間くらいの間に通過した列車をご覧ください。

641930_0016HE車(2400形)2本併結の下り急行、江ノ島・箱根湯本行き。相模大野で分割されます。

641930_0018下りの回送で新宿寄りから1600形×4+1900形×4。1600形は2連単位で運用記号はイ~チだったと思います。

641930_00192100形4連の上り各停。塗分け、アルミサッシ化で2220形とそっくりになったけど、やはり微妙に違います。

641930_0020おろしたての2600形。まだ床下も綺麗です。もちろん非冷房で5連。中型車の6連相当として、ラッシュ時のピークを過ぎた頃の急行に入っていました。

641930_00212320形+2400形の各停。2320形は原型の先頭車で、私はこれが最も正当派といえる小田急顔と確信しています。賛同される方はぜひコメントを残してください。

641930_00231600形+1900形の下り急行。行き先は4文字のようだから相模大野か。

641930_0024これはクハ1650形が先頭に出た8連。1600形はデハとクハで全長が僅かに違うし、前面もデハは雨樋が直線、クハはゆるい孤を描いています。

641930_00251800形4連の新宿行き準急。準急に種別表示の小さな運板が付いたのは、この前のダイヤ改正くらいからだったと記憶しています。行き先が急行用の白地ですが、この区別はだいぶいい加減でした。

641930_0027これは2220形×4+2400形の下り急行。この組合わせは相模大野での分割が本線6連、江ノ島線2連となる場合もありました。それにしても猫目の2200形が来ませんね。

641930_0007そろそろラッシュも終わり、荷電がやってきました。この頃はダークグリーンに黄色の帯。右がデユニ1100形、左がデユニ1000形です。

641829_0031ダイヤ改正で登場した快速準急。確か急行停車駅に経堂と成城学園前がプラスだったと思いますが、記憶があやふやなんで、これも調べておきます。実質的な急行倍増で、通学はだいぶ待ち時間が減りました。この撮影場所は相模大野でしょう。

641829_0032側面のサボは独特の書体でした。以上でダイヤ改正関連は完とします。

2014年10月18日 (土)

50年前の小田急(その1)

 50年前の昭和39年10月、何日かは忘れましたが、小田急もダイヤ改正が行われました。この改正は趣味的にもなかなかおもしろい材料が揃っていたのです。具体的には、
1.通勤急行、通勤準急を急行、準急に統合。
2.快速準急の新設。
3.最大編成が急行、準急は8連、普通は6連となる。
4.相模鉄道の本厚木乗入れ廃止。
 などで、車両は2600形が戦列に加わりましたが、駅ホームの制約からまだ5連でした。また、普通の6連化に伴い、1800形の4連も実現しました。
 まず、その1では改正前の様子をご覧ください。

641829_0003朝の柿生駅です。平日の朝、上りはここで通勤急行が通勤準急を追い抜いていました。写真ではわかりにくいですが、通勤準急の運板は赤地に白文字でよく目立ちました。ダイヤ改正後も急行が準急を追い抜くパターンは続きます。

641829_0001待避中の通勤準急。ラッシュ時はABF車も急行や準急に使用されていました。写真の1703編成は本来ならパンタがPT35なんですが、この時はS710Cに変わっています。

641829_0012ちょっとボケボケですが、通勤急行はABF、通勤準急は1800形という組合わせ。ABFの最後尾はおそらく1962でしょう。

641829_0007このあと、相鉄からの乗入れ列車を撮るため、厚木に移動しました。ちょうど国鉄相模線の列車が到着したので、オマケの1枚です。相模線は両運車ばかり配置されていたから、キハ20×2+キハ10でしょう。それにしてもかなりの混雑しています。

641829_0008相鉄車両の本厚木行き。先頭のモハはまだ木製ドア、中間のモハは車体更新すみ、最後尾のクハは元青梅の車両です。それにしても、ホームにはまったく上屋がありませんね。

641829_0009横浜行きも写しておきました。上りホームも上屋はないようです。

641829_0011本厚木に到着する相鉄6000系。海側の側線はホキの定位置になっていました。

641829_0015折り返して上りホームに入って来る6000系。山側には砂利積込み用の貨物ヤードがありました。トフの姿が見えています。小田原寄りは海側に申し訳程度の改札口がありました。

641829_0024貨物ヤードにはED1041が待機していました。

641829_0013相鉄と小田急の並び。HE車がずいぶん貧相に見えます。

641829_0017最後に海老名で小田急から相鉄の線路に戻るところのショット。車両は先ほどの厚木で写っていた3連です。

641829_0018少し引いたショット。回りは見事になんにもありません。

このブログを見ている方へのお願い。
 ブログはコメントのやりとりが命と考えています。一見(いちげん)、常連を問わず、気の利いた突っ込みを待っています。

2014年10月15日 (水)

関東合運(その2)

 その2は車両中心のレポートです。まずは今回のテーマである「中央線を走った車両たち」のコーナーから。

Pa126513やはりオレンジ色とスカ色の電車が目立ちます。オープン後の飛入りもあったようで、見るたびに微妙に両数が増えていました。電機(特に旧型)は思ったより少なめでした。

Pa126481私もクモニ83(800)とクモユニ82を出品しました。赤線で囲った2両です。

Pa126517甲武鉄道の2軸車もいました。

Pa126514ドアが全部開いている101系。開閉できる構造ではないようなので、停車専用ですね。

Pa126521特快とホリデー快速の並び。

Pa126520キハ58の両運タイプ、富士急行のキハ58003。左側の幅広な戸袋窓が特徴でした。

Pa126482合運冊子の表紙を飾った3車種。城北鉄道クラブの軒先を借りて展示されました。

Pa126544_2デモ運転で湘南交通300形と武蔵野急行4000系の併結が実現しました。

Pa126528湘南交通オーナーのフリー編成。カツミの入門用車両に手を入れたもので、なかなかいい雰囲気です。ベーカー型カプラーを残しているのもオーナーの拘りでしょう。

Pa126462THOのレイアウトで見かけたフリーの凸電。台車は自作ですね。伝導はどうしているのだろうか。運転室扉の下にウォームらしきものが見えています。

Pa126467阪SさんのED16とホキ。

Pa126469_2常点灯装置の実演もありました。露出をアンダーにしなかったのは失敗です。

Pa126475グループ軌道線は何故か路面電車ではない車両も登場します。京王は元軌道だったからいいでしょ、ということでしたが、実際にこのカーブを走ってしまうのには絶句!

Pa126531スハの会(トレスッサンでスハなのだそうです)には0番3線式のコーナーもあります。これは自作のキワ90。

Pa126530既製品の2軸客車ですが、手前の広窓は非常に珍しい。私も初めて見ました。

Pa126553とな会のゲスト、M田さんがOJで製作中の181系。手がけてから7年目で、台車も付き完成間近です。新潟在住なんで、当然「とき」になります。

Pa136582私のEF65はだいぶ走り込みました。意外と車輪が汚れやすいので、対策を考えないといけません。

Pa136589久しぶりで走らせた旧国。早く仲間を増やさないと…。

Pa1365732日目、閉会間際のどさくさに紛れ、JORCのブース内で16番の車両を走らせてしまいました。

Pa136593都合3日間の合運も無事終わりました。この時点では笑顔ですが、今頃は筋肉痛でしかめっ面していることでしょう。でも、懲りずに来年も参加します。-完-

2014年10月14日 (火)

関東合運(その1)

 12・13日に行われた関東合運、私は事前準備で11日の9時半頃に自宅を出発。運送屋の軽トラに便乗し、稲毛で機材一式を積み込んで「けんかつ」に向かいます。台風の動きが気になりますが、3連休の初日ということで道路はいつにない混雑。途中4箇所で渋滞に嵌まり、それでも14時少し前に現地到着しました。早速、設営にかかります。

Pa116434前期高齢者3人と、その予備軍1人で作業して、17時頃には試運転も完了。車両もだいぶ並びました。17時30分に一旦会場は施錠されます。さぁ、晩飯行くぞ~。

Pa126449_2明けて12日、9時に会場がオープンとなり、日帰りの会員も姿を見せています。画面中央がJORCのブース、奥が城北鉄道クラブ、左がスワローエンゼル倶楽部です。

Pa126450メイン会場となる体育館のほぼ全景です。

Pa126438開会式は11時ですが、それまでにあちこちで模型談義が始まっています。

Pa126488いよいよ開会式の始まり。まず、今回の幹事クラブからの挨拶があります。

Pa126489みなさんも多少は緊張している様子。

Pa126493ところが、まだ挨拶が終わらないうち、くす玉が勝手にはじけてしまいました。

Pa126494湘南の大番頭さんが応急処置をしたのですが…、

Pa126495くす玉は、もう封印されるのはいやだと、必死の抵抗を試みたのです。

Pa126498なんとかなだめすかして三度目の正直、やっと本番のくす玉割となりました。

Pa126500祝賀列車はボケをかますことなく出発。今回のテーマに沿ったEF13が牽く暖房車付きの中央本線ローカル列車と、新幹線開業50周年にちなんだ0系(ショーティ)です。

Pa126523会場はだいぶ活気づいてきました。当クラブの重鎮は早くも忘我の境地に達しています。

Pa126555午後の部は早送りして、そろそろ日暮れ時を迎えました。

Pa12655717時から恒例の雑誌社さんによる記念撮影。「そこの赤いシャツの人、もう少し左に寄らないと…」と仕切るのはプレスアイゼンバーンの松本カメラマン。これがすめば18時から懇親会。宿泊する人は部屋に荷物を置き、体調を整えて待機します。

*懇親会の模様は他のブログでご覧下さい(私はカメラを持ち込まないので)。その2に続く。

2014年10月10日 (金)

50年前の今日

 10月10日は本来なら体育の日で、これは50年前の昭和39(1964)年10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたことを記念して制定されたものです。その日、私は朝4時前に起き、地元の高円寺駅へと急いだのでした。

Pa106428目的はこれ。オリンピックそのものにはそんなに興味はなかったのですが、記念きっぷが発売されるので、どうせならこれの一番きっぷを手に入れようと考えたのです。オリンピック特殊往復乗車券という名称と、五輪のマークが入っているのがミソですね。

Pa106429なんで大久保でも買ったかというと、高円寺で買ったきっぷの裏を見たら、0001ではありません。駅の窓口が開いてすぐに買ったのに、なんでやねんと思い、それならと一番電車に乗って、競争相手の少なそうな大久保で念のため買ったら、これも0002でした。恐らく0001は内部で誰かが確保していたのでしょう。
 ついでにもう1件、オリンピック開催から約半月ほど前の9月21日、中央線中野~荻窪間が高架化されたので、その前後の様子をご覧下さい。

641526_0017中央線は中野~高円寺間で環状7号線と交差しています。当然、高架になる前は踏切で、ED16が牽く貨物列車なんかも当たり前に通過していました。

641627_0008高架切換え当日の21日は中野~三鷹(?)間が初電から7時頃まで運休し、7時少し前に中野駅の手前、高架から地平に降りた所で開通式が行われました。祝賀列車は夜行準急の「穂高」で、この日は荻窪止まりとして同駅に待機していたものです。
 いわゆる「鉄」の姿は数えるほど、国鉄も本社からお偉いさんが来るわけではなく、東鉄局でごく内輪のお祝いという感じでした。画面左下でフィルモの16mmを回しているのがNTVの取材班で、機材にNTVの文字が入っています。テレビもまだビデオは実用化されてなく、フィルムで撮った映像を放映していたのです。

641627_0006万歳が終わって飯田町に回送される「穂高」編成。客車の2両目にオロハネ10が連結されています。EF13はラストナンバーで、このカマにこういう装飾が付いたのは、おそらくこの時だけだと思います。
 このあと、気動車急行、山スカなんかも来て、7時半近くから平常ダイヤになったようです。

641526_0008
641627_0029高架の一番のメリットとして踏切の解消が謳われていました。問題の環7はどうなかったというと、下の線路撤去作業のため、しばらくは片側通行だったようです。

641627_0028地元の高円寺駅。横断幕の下が踏切でした。まだ仮駅舎で、周囲も雑然としています。

*明日11日から13日まで、関東合運準備のため娑婆を離れます。従ってこのブログも13日夜まで放置されます。

2014年10月 8日 (水)

月食を撮る

 本日は何年ぶりかの改軌皆既月食。特別、天文関係に興味があるわけではないけど、写真の題材としてはおもしろそうです。デジカメでは何度か月を撮っていますが、意外と露出が難しく、オートでは兎の模様がとんでしまいます。

Pa086407我が家の回りは住宅密集地域なので、2階のベランダから月が見えるようになった18:50頃には、半分以上欠けていました。これでISO800・F5.6・1/1000秒です。

Pa08642420時少し前くらいで、皆既月食の真っ只中。かなり暗くて露出はISO6400・F5.6・1/80秒、さらにフォトショップで明るさを50%くらい持ち上げています。無精して手持ちなので、手ぶれ補正付きでもシャッター速度はこのくらいが限界でしょう。

Pa086425風呂からあがったら、もう月食は終わっていました。この時の露出はISO400・F8・1/1000秒。しかし、どう想像力を働かせても、兎が餅つきしているようには見えません。

2014年10月 5日 (日)

合運に備えて

 関東合運まで1週間を切ったので、持って行く車両の整備をしました。0番のEF65は2週間ほど前に私市で慣らし運転をしてきたので、ほとんど手を加える必要はありません。
 今回は合運の冊子の表紙に私の16番の旧作を取り上げていただくことになり、展示だけでなくデモ運転もやれということになったので、埃を払うだけではすみません。

Pa046349何十年ぶりかで動力車の車体を外してみます。室内灯などはないので、実にシンプルです。モーターはカツミのDV18C、ブラシのカーボンが飛ばないよう、整流子の回りに簡単なカバーを付けています。軸受けはオイルレスメタルですが、たっぷり注油しておきます。

Pa046353インサイドギアも今の若いモデラーは知らないんじゃないかな。ウォームにかかる方の軸受けを強化しているのは、武蔵野急行の標準仕様。なんといっても電車は走ってナンボですから。

Pa046355この4000系は2両でユニット集電としているので、単独での走行テストはちょっと面倒です。

Pa0563782両ユニットでの走行も異常のないことを確認しました。実際には中間車のユニットが入った4連になります。

Pa056374今回の合運のテーマは中央線なので、こいつも出展します。クモニ83(800番代)はピノチオで最初に発売された窓隅R付きを角窓に改造しました。クモユニ82(0番代)はエンドーのクモニ83(0番代)の生地ボデーをベースに、一部の窓を埋めたもので、模型ではモーターなしです。

Pa056363クモニとクモユニで屋根高さの違いがわかりますね。

Pa056358この動力もカツミのDV18Cとインサイドギア。これを作った頃は、まだMPギアなんて存在していなかったのです。もちろんこの2両だけで終わらせるつもりはなく、115系300番代の生地ボディー8両も、棚の奥で熟成中です。

Pa056386もうひとつ、昨年ごく一部でうけた、1/48・16.5mmの0番ナローも持って行きます。旧三重交通カラーみたいですが、武蔵野急行電鉄の標準色(南海グリーンと長電ストロークリーム)なのです。

Pa056382足回りはインサイドギア方式。台車はカツミのED70用で、外観はなんとなく三重交4400形の台車(日車のウィングバネ式)に似ているし、車輪径、ホィールベースもほぼスケールに近い数値になります。

Pa056400トレーラーも2両作りました。これは三重交のサ2000形、後の近鉄サ140形を意識したもので、妻は非貫通です。同じ形式ですが、ベンチレーターの数、戸袋窓の処理、台車などに製造年次の違いがあるという想定です。
 台車は左がカワイのTR47、右がカワイのDT16で、どちらも枕バネはツボミのDT20から切り取ったコイルバネに取換えています。

Pa056399_2これで1M2Tの標準編成を組みます。ちょっと見えにくいですが、カプラーは16番用のケーディを3/4自連に見立てています。取付け高さも16番規格としたのは、解放ランプを使って電動車の付替えをしようという魂胆があるからで、6畳に収まるレイアウトのラフスケッチも描いています。EF65が完成したら、次はナローで遊んでみようか。

*JORC(日本0番鉄道クラブ)からのお知らせ
 10月のJORC例会は12・13日の関東合運と同時開催とします。場所は埼玉県県民活動総合センター(けんかつ)で、非公開ですがゲスト扱いでの見学は可能です。ただし、通常の例会と異なり、参加費として1000円が必要です。これは合運運営費の一部とするもので、JORCの収入にはなりません。
 以上をご理解のうえで見学を希望される方は、このブログのメールフォームから私宛にメールを送ってください。

2014年10月 3日 (金)

東北縦貫線

 東北縦貫線か、それとも東北連絡線なんだか、まぁ、そんなことはどうでもいいんで、早い話が東北新幹線によって分断された東京~上野間(正式には東北本線の一部)をもう一度結び、東北・常磐・高崎線と東海道本線のローカル列車を直通させようという計画が着々と進められ、今年度末に実現の運びとなるそうです。名前(愛称)は上野東京ラインという、そのまんまじゃないかという捻りのなさ。妙なカタカナ名前よりは、わかりやすいからよしとしましょう。
 開業まで半年あまりとなり、もう8月から試運転も始まっています。たまたま都心に出る用事があった9月30日、カメラを持って試運転列車を撮影しました。これだけではおもしろくないので、線路が延びていく様子も振り返ってお目にかけます。

P7210477_22010年7月、神田から東京方面を見たところ。線路の延伸は東京寄りから始まり、画面中央の緑色の櫓みたいな所で次の区間の桁を組立て、上野寄りに押し出していくという工程を繰り返していきます。

P8165196次は2011年8月、櫓は神田駅のホームの端あたりに来ました。

P51183832012年5月、神田駅ホームの秋葉原寄りまで移動しています。

P5118375_2同じ日に秋葉原~神田間の山手線内回り車内から撮影。新幹線と在来線との隙間に高架橋が立ち上がっています。

P1111161_32013年1月、櫓は神田~秋葉原間の靖国通りをオーバークロスする手前まで来ました。

P1111163_3櫓の高さはどのくらいかというと、線路脇のビルの8階とほぼ同じくらいでした。

P1111167_2桁の先端が靖国通りに半分ほど突き出て、なんとも不安定に見える状態が何日か続きました。

P2037072秋葉原駅ホームから見た勾配の立ち上がり部分。2012年2月はこんな具合。

P4253919_22013年4月。桁はつながり、これからレールが敷かれます。

P6275478_32013年6月、レールもひととおりつながったようです。

P1289573_22014年1月、架線を張り始めています。

P9306303
P9306305そして8月から試運転が行われています。列車はE233系15連と185系10連で、E233系は10月1日からE231系に変わったようです。185系はモントレー色で唯一、サロ2両入りの10連に編成替えしたOM07編成です。

P9306295
P9306300高い所からも撮ってみました。ビルの8階からですが、防護壁が高いので、足回りは隠れてしまいます。
 この上野~東京を結ぶ線路は、かつてEF15が牽く荷客が走り、秋葉原のホーム脇には153系と403系が折り返しで並ぶ光景も見られました。せっかく何十年ぶりかで線路がつながるのだから、ローカル列車だけではなく、「常磐伊豆」とか「湘南日光」みたいな列車も復活して欲しいものです。

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