富士急行2日間乗り放題(その2)
河口湖と下吉田に保存・展示されている車両を紹介します。まずは河口湖駅前から。駅前広場に控えているのは創業時に新製されたモ1。本線とは直角の向きです。片側はホームのようになっていて、車内が覗けます。この車両は上田丸子に譲渡されたのを買い戻し、復元したものです。
立派な説明板もあります。
反対側は一応、全体を見渡せます。電機品は三菱電機、台車は日車のD16のようです。
運転台。マスコンは三菱のHLです。河口湖はこのへんで切り上げ、下吉田に向かいます。
下吉田は島式ホームの交換駅。画面奥が富士山方面、左に本物の富士山が見えます。駅舎のある側に貨物用の側線があり、保線用車両などが留置されています。画面左奥のモーターカーのとなりに、貨車が展示されています。
大月寄りにはブルトレのスハネフ14世様が鎮座しています。
構内踏切からがベストアングルですが、晴れると側面は逆光になります。
展示エリアはブルートレインテラスという名前。改札内なので、見学には乗車券か入場券が必要です。
元の貨物ホームですね。手前はウッドデッキになっていて、椅子も置いてあります。土曜日は車内の見学もできるそうです。
2011年4月から公開されているので、よく見ると塗装に痛みが出始めています。
ホームの反対側は床下をじっくり観察できます。エアサスの高さ調整弁はいかにもデリケートな感じがして、個人的には好きなパーツです。
富士山寄りは貨車テラスになっていて、ワフ2両の中間にトが挟まれています。
ワフは元南海で、ワフ1は富士山麓の標記。ただし、車輪は一体圧延です。
ワフ2は富士急の標記です。右が車掌室、左端もデッキにしては広めのスペースを取っています。そのため荷重はたった1t。
ワフは2両とも車掌室に入れます。左上は停車中、10分以上電灯を点けっぱなしにするなというような注意書きです。
車掌室の必須アイテム、車掌弁とハンドブレーキ。
荷室には往時の積荷が置かれています。実際の状態ではなく、こういう物を運んだという見本です。
トは創業時の昭和4年に新潟鉄工所で新製されました。車号などの標記が明朝体というのは珍しいですね。
ト104は銘板が残っています。
ト104の自連はおダブス様が大好きなシャロン式です。左がシャロン、右が柴田式。こうして見ると違いがよくわかります。
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