富士急行2日間乗り放題(その3)
富士急はこれで最終回、車両の紹介とオマケひとつです。2日目の9日は好天に恵まれたので、形式写真を重点的に撮ることにします。しかし、前日にひととおりロケハンしたところ、富士急の沿線は意外と開けた場所がないので、下吉田駅に停車中の下り列車を狙うことにしました。そういえば、10年以上前ですが、取材で来た時も結局は下吉田で撮った記憶があります。
前日と同じ、大月10:07発に乗ります。この列車と下吉田で交換する上りはJR直通の115系なので、こいつも見逃せません。
下吉田は115系が先着。11:52発でこちらが停車する前にドアが閉まりました。慌ててホームの端まで走り、なんとか電柱に引っかからずにキャッチ。次は本命のフジサン特急5号。これは元小田急20000形の8000系です。下吉田は通過ですが、ここで上りのフジサン特急4号と交換のため運転停車します。5号が11:18頃に先着して数分停車するため、撮影には好都合です。
ただし、ひとつ落とし穴があります。これは5号が停車しているところで、ちょうど前面の屋根に架線ビームの影が落ちます。本来なら交換する4号は元JRのパノラマアルプスですが、この日は検査のため6000系(元JRの205系)が代走していました。
ビームの影を避けるには、シャッターを切るタイミングを停車寸前とするか、あるいは写真のように発車してからにします。4月から運転開始した8000系はまだ台車もそんなに汚れていません。今のうちに綺麗な状態を記録しておかないと、冬になって霜を被ると途端に艶が落ちてしまいます。
次は元205系の6000系が来ました(11:42発)。ヤマノススメとかいうアニメのヘッドマーク付きで、車内の案内放送もアニメの主人公の声が追加されています。
次は12:04発の富士登山電車1号。観光電車ということでいろいろと手が加えられていて、座席定員制のため、フジサン特急フリーきっぷだけでは乗れません。
その次の12:14発はトーマスランド号のはずなんですが、この日はマッターホルン色が代走でした。どこにも車号が見えないけれど、1201-1301です。
本来のトーマスランド号はこちら。8日に田野倉で撮影しました。この5000系はキハ47みたいな窓割で、このまま飯田線とか身延線に入ったらいいなと思いましたが、富士急でも増備はなく、2連1本だけです。台車は国鉄DT21タイプなのに、だいぶソフトな乗り心地で、バネ定数が違うのかも知れません。
トーマスランド号の車内。右端は子供用の運転台になっていました。その上のローレル賞プレートは本物です。
次はフジサン特急7号。12:31くらいの通過で、この日は6000系の代走でした。ヘッドマークはパーミル会の共通デザインで、叡電とか神戸電鉄にも同じマークを付けた列車が走っているはずです。
あと2時間くらい粘ればこの日の全列車を撮れるのですが、夕方までに帰宅しないといけないので、撮影はここまでとします。以下の2点は前日に撮影したものです。
京王色になり、車号も5113-5863になった1001-1101。5863もモーター付きじゃないかという突っ込みは、止めておきます。
元205系の量産車。富士急では6500系と形式を分けています。
電車の合間にこんなのも撮っておきました。うしろのホキ801はまだ車籍があるはず。
こちらは誰が見ても現役。上が最新タイプでしょう。黄色いのはよく見ると側面の塗り分けがフジサンになっています。
最後にオマケ。下吉田駅は向かって右が駅事務室、左が下吉田倶楽部というカフェになっています。
下吉田倶楽部の内部。天井も高く、ゆったりしています。
ここの名物メニューは左の下吉田ハニートースト。ハイランドホテル特製の食パンに蜂蜜、チョコレートをかけ、さらにアイスクリームが乗っています。甘いものがダメな人は、見ているだけで胸焼けしそうですね。
値段は280円、コーヒーとセットで480円。飲み物はコーヒーより昆布茶が欲しくなりました。
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新しい方のモーターカー、前照灯の上にある半円?は、眉毛のつもりでしょうか?
投稿: よこやま | 2014年9月28日 (日) 20時50分
黄色の方ですね。恐らくそうなんでしよう。現場のいたずら心かな。
投稿: モハメイドペーパー | 2014年9月29日 (月) 00時05分