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2014年9月11日 (木)

旅立ち

 旅立ち、といってもディスカバージャパンの「いい日、旅立ち」ではありません。鉄道模型界ではご存知の方も多いと思いますが、福島模型製作所の社長だった福島修さんが、9月7日、84歳で黄泉の国に旅立たれました。
 私は大学生の4年間、不定期ですが福島模型製作所でアルバイトをして、16番だけではなく、博物館などの大規模なレイアウトや、1/15~1/20の展示模型など、いろいろな仕事を経験することができました。
 塩化亜鉛を使う半田付けや、糸鋸で真鍮板を切ることも、ここで初めて経験し、4年間でなんとかキットの組み立てや、少々の加工ができる程度の腕にはなりました。当時の仕事仲間とは今でもお付き合いが続いているし、思い起こせば実に楽しい4年間でした。
 その後、私も模型業界に係わるようになったので、福島さんとの縁は切れることなく、蒲田の模型ショーなどでお会いできるのが楽しみでした。数年前から体調を崩され、福島模型製作所も廃業になり、ついら帰らぬ人となられました。
 人の寿命は限りがありますから、いつか、お別れの時はやってきます。福島さん、お世話になりました。心よりご冥福をお祈り致します。

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コメント

そうでしたか、旅立たれたと!
いい方でしたよね。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

知りませんでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。福島さんには一方ならぬお世話になりました。思いでははたくさんありますが、この趣味をここまで長く続けられたのも練馬でのご指導のおかげと思っております。安らかにお休みください。

体調を崩されていた事は承知しておりましたが ・・・・・。
大学の4年間講義の合間にアルバイトでお世話になり、鉄道模型について多くの事を学び
就職後も引き続きお付き合いさせて頂いておりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

 私も大学4年の頃は、アルバイトの合間に大学に行くという状態でした。ひととおりの技術は習得したけど、ピンバイスで穴をあけるとか、糸鋸で5cm以上の直線を切ることができなくなりました。

鉄道模型の歴史を築いてきた方の訃報が続き、まことに残念です。
福島の製品は独特の品の良さが特徴で、作っている人の細かい気遣いが感じられました。
その辺りのお話しを伺いたかったものです。
ご冥福をお祈りします。

 小田急1600形なんかがそうですが、シル・ヘッダーも点付けではなく、全体に半田を流しています。それを削るのが私達バイトの役目でした。
 ご本人も冗談めかして、「こんなことしてたら商売にならないんだよね」と言っていましたが、結局はアマチュア的技法を守り通していました。

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