南海電鉄の駅(その2)
南海の駅、残りをまとめます。まずは定番の浜寺公園、ただし、正面は何度も紹介されているので、別の角度から。
下りホームから見た上りホーム。赤い屋根が駅舎です。上りは難波寄りに待避用のホームがあります。
下り側にも改札口があります。そこから見た駅舎。
下りホームには独立した待合室があります。冷房付きですが、室外機は目に付きません。
これはオマケ。浜寺公園から少し難波寄りの海側にある南海荘というアパートで、前回(2000年)の取材の時にも、かなり凄い状態でした。取り壊されていないから、まだ現役なのでしょう。“高級文化住宅”て何十年前の話なんだろうか。
お次は浜寺公園から1駅難波寄りの諏訪ノ森。下りホームの和歌山市寄りからの撮影で、上りホームは踏切の向こうです。
上り側の駅舎、蛸地蔵とよく似た造りです。
内部の照明も凝った造りです。今は蛍光灯ですが、できた当時はもちろん白熱電球だったはず。ステンドグラスが入った窓が5枚で、蛸地蔵より1枚多くなっています。
側面から見たところ。この諏訪ノ森と浜寺公園は平成30年度までに高架化されることになっていて、浜寺公園の駅前にあった松の木2本はすでに移設されています。駅舎はなんらかの形で残すことを検討しているようですが、現状の撮影はお早めに。
似たような駅はもうひとつあります。羽衣から分かれる高師浜線の終点、高師浜駅。線路は高架になっても、地元の要請で地平時代の駅舎が残されています。
直線的な屋根が蛸地蔵や諏訪ノ森との違いでしょうか。ステンドグラスの窓は3枚です。
こちらは予想外の拾いもの(といっては失礼ですが)だった、汐見橋支線の西天下茶屋駅。岸里玉出から乗るつもりが、出て行ったばかりなので、それなら戻って来るのを迎えに行くかと、西天下茶屋まで歩きました。思ったより距離があり、危うく熱中症かという状態でしたが、岸里玉出から乗っていれば素通りしてしまうところでした。
画面右が上り(汐見橋方面)ホームで、こちら側には一応商店街があります。
下りホーム側の駅舎。だいぶ寂れているし、南海本線の駅舎とはデザインも異なります。でも、できた当初はそこそこ立派な駅舎だったと思われます。
ここは西成区、といっても愛隣地区のような危ない雰囲気はなく、ごく普通の住宅街です。ただし、電車は30分に1本しか来ません。線路は単線でも十分です。
ホームもそれなりに寂れています。
岸里玉出に向かう電車の後追い。田舎と都会が混在したような、なんとも形容し難い雰囲気です。
最後は高野線の帝塚山駅。帝塚山といったら田園調布や芦屋と並ぶ高級住宅街で、近くには帝塚山学院というお嬢様学校もあります。しかし、この下り線ホームの狭さは常識を越えています。
なにせ改札は1列だし、ホームは点字ブロックの内側を2人は並んで歩けません。屋根の幅からもホームの狭さが想像できると思います。
ホーム端から改札口を見たところ。取材は夏休み中だったので、ここがお嬢様達で溢れんばかりになるところを見られなかったのが心残りです。
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