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2014年8月21日 (木)

関西の特徴的な建築様式

 病み上がりの体を騙し騙し、3日間の南海取材も終わり。いえいえ、カメラマンならそうだけど、ライターはこれからが勝負時なのです。この週末は阿波踊りに背を向け、パソコンの前でエライヤッチャ、エライヤッチャの修羅場が展開します。
 さて、そんな取材旅行で、およそ鉄道に関係ないネタも仕入れてきました。

P8205211まずはこれ。有名な鉄犬さまとは関係ないのかな。

P8205213場所は南海電鉄今宮戎の駅近く。画面左手前の横町に入る角にありました。次からが今回の本題です。

P7254688まずは画像をご覧下さい。大阪地区でよく見かける長屋です。各戸ごとに出入り口が独立しているので、不動産屋的表現を借りれば、貸家式アパート、となるのでしょう。関西でよくいう「ぶんか」=文化住宅とはちょっと違うのかな。これは高野線の浅香山から大和川に向かう途中にありました。

P8205239これはひとつ難波寄り、我孫子前からやはり大和川に向かう途中です。望遠レンズで撮るとなかなかの迫力になります。

P8205240正面がちに見たところです。最初の写真の家と比べると、出入り口の引き戸が切り妻屋根の部分か、屋根と屋根の隙間かという違いがあります。屋根の部分が台所らしいというのは共通しています。

P8205242これも少し別のタイプ。手前の2軒は瓦が違います。

P8205217こちらはささやかな平屋建てです。右端は玄関の見付が違いますね。

P8205243もう1軒、やや大きめな平屋建てです。この手の建物は関西といっても京都や神戸ではあまり見かけません。ある意味、大阪を代表する建築様式といってもよいのではと思うのです。まだまだ一戸建ての建売りなんかにも、いかにも関西という匂いが感じられるものがありますね。

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コメント

なるほど、東京の長屋は玄関と部屋が並んでいるだけだけど、さすが関西は、自立心旺盛なのです。一世帯づつ切妻を持たせて、独立してるゾ!と主張しているんですね。おもしろいです。

確かに言われる通り、大阪のちょっと古い住宅街にはありがちな光景です。
京都でも、あるなら山科とか伏見とか、新しい市域の地域。

文化住宅は、今で言うところの「メゾネット形式」の住宅になるでしょうか。
これも大阪独特の建築物かもしれません。

たしかにいわれてみればメゾネットですなぁ!
しかし、文化住宅の定義はわかりません。2階にも共用廊下があって部屋に別れているものもあります。でもそれでは単にアパートやんけ?!ともいえるかも。。
いずれにせよ、なつかしい関西の風景ですね!
たばこ屋さんは残念ながら関係ないです。
関西、とくに奈良から大阪市内東部にはこの姓はけっこうたくさんいるんですよー。

 こういう建物、以前から興味があったのですが、電車の中から見付けてもなかなかすぐに降りるわけにもいきません。今回はたまたま歩いている途中で見かけたので、それとばかりに撮りまくりました。これもデジカメのおかげです。
 このほか、敷地いっぱいに同じ家が並んだ建て売りなんぞも狙っています。

「乾」姓、最初の勤め先の同期にいました。
彼は奈良にある格の高い神社の息子でしたが。

オレは違います(糞)!

 私の名字も珍しい方ですが、祖父の田舎に行くと、小さい集落のなかに今でも同姓が7軒あるそうです。

関西のこの建築、やはり東京には無いなあ、と思い阪急京都線の高槻市あたりで、これを入れ込んで写真撮りましたが、ネガが出てきません。

 トイレの部分だけ出っ張って、先端がクルクル回る換気塔が林立、というのは流石に水洗トイレの普及で見かけなくなりましたね。

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