この駅に注目→小田急電鉄 代々木八幡
今日は鉄犬さんのブログからこちらを覗きに来られた方が多いようです。阪神国道線の思い出画像は近いうちに発表するので、ご期待ください。
さて、今日のお題は阪神とは関係なく、小田急電鉄の代々木八幡駅を取り上げます。この駅は新宿から3駅目、所在地は渋谷区富ヶ谷で、近所にある代々木八幡が駅名になっています。
ひとつ先の代々木上原は地下鉄千代田線との接続で急行停車駅になりましたが、こちらは今もって普通列車しか停車しません。実はこの駅、私にとっては高校、大学の7年間お世話になった駅なのです。
駅舎と改札口は下り線側にあります。この佇まいは50年前と変わっていません。
ホームに上る階段は扇形になっています。
ホームから改札口を見たところ。毎朝8時頃には、電車が着くたびに高校生がこの階段を駆け下りていました。
下りホームの先端から新宿寄りを見たところ。ご覧のようにホーム全部が半径160mのカーブにかかっています。
当然、ホームと電車との隙間はかなり大きくなります。
高校に通い始めた頃のホーム有効長は中型車4連対応の70m。それをなんとか20m車8連分まで延ばしたので、新宿寄りは踏切までの余裕がなくなりました。
上りホームの延長分はかなり幅が狭く、点字ブロックの内側は大人1人がやっと通れるくらいです。
跨線橋のあたりも昔とそんなに変わっていません。上り線だけ線路に散水装置があります。EXEの手前に水が吹き上がっているのがわかるかな。線路脇に水タンクも設置されています。
水の出方は京急蒲田の方が派手ですね。同様の装置は東急世田谷線の下高井戸にもありましたが、いつの間にか撤去されています。
小田原寄りの踏切はそこそこの交通量があります。手前の横断橋は私が利用している時代にはなかったもの。その奥の緑色の桁は山手通りで、これも今は道幅が倍くらいに拡幅されています。8000形がいるあたりから上下線の真ん中に地下鉄が顔を出してきます。
学校は線路の南側にあるので、この踏切はほとんど渡ったことがありません。せっかくの横断橋も利用されるのはラッシュ時だけのようです。
現在は上り線側にも改札口ができています。
小田急ではラッシュ時に新宿口の普通列車を10連化することが長年の懸案になっています。新宿~向ヶ丘遊園間のうち、東北沢~和泉多摩川間は高架工事と合わせて施行、南新宿、参宮橋もここ数年で延長工事は完了し、この代々木八幡だけが手つかずの状態なのです。
もちろん計画はできているようで、漏れ聞くところによれば、ホームの移設は行わず、島式ホームにして新宿寄りの幅員を確保するそうです。橋上駅舎にして山手通りと接続すれば便利になるけど、小田原寄りの踏切は車も結構通るので、廃止は無理そう。そうなると新宿寄りの踏切を移設、あるいは地下化ということになるのでしょうか。
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私が大学に通っていたときは、ここが千代田線の乗換駅でした。ウチから千代田線で行っても、ここからは各停にしか乗れないので、新宿周りで通っていました。千代田線が代々木上原に乗り入れるようになったら、卒業しました。
ちなみに、高校に入学したら都電が廃止になり、卒業したら真下に有楽町線が開通したというのも経験しています。ツイてないですね。
投稿: 工房5丁目 | 2014年7月19日 (土) 00時42分
ここは言ってみれば地元でした。下りホームは開業時と変わらない場所なので、ホーム上屋の古レール構造物が興味深いですよ。
投稿: OER3001 | 2014年7月19日 (土) 01時11分
千代田線が代々木上原に来る前は、代々木八幡が乗継ぎ駅になっていた時代もありました。昭和の時代からの駅舎が残っているのも、新宿近辺ではここと参宮橋だけですね。
投稿: モハメイドペーパー | 2014年7月19日 (土) 17時44分
私の家の近所です。普段は代々木上原を利用していますが,財布を忘れて新宿から150円切符を買えなかったときに八幡から歩きました。
島式ホームになると,すっかり景色が変わってしまいそうですね。古めかしい駅舎も新しくなるのでしょうか。
投稿: yamakeso | 2014年7月19日 (土) 20時27分