ブリキ車体の再生
今週は割と真面目に原稿書きをしていますが、模型も少々怪しげなモノに嵌まり込んでいます。ネタは昨年の12月4日に「仕掛品」としてアップしたブリキ製の電車で、持ち主は関西在住のブリキ原理主義者です。全長30cm弱、屋根を外すと電車というより気動車みたいです。車体にはアングルなどの補強が一切なく、シル・ヘッダー、雨樋も点付けなので、この状態ではヘナヘナしています。最初は浮き気味の箇所だけハンダを回せばいいやと考えたのですが、ブリキもこれだけ表面に酸化皮膜ができると、塩化亜鉛系のフラックスをちょいと垂らしたくらいでは、まるっきりハンダが付かないのです。
見える所はサンドペーパーで磨きましたが、これでは表面だけしかハンダが回りません。それにヘナヘナして扱いにくいので、ご覧のように真鍮板で橫梁を入れました。このあと、窓下には2mmの角線をハンダ付けしています。
ハンダの回りが悪い所は一度剥がしで磨きます。しかし、1箇所終わるとまた次の浮き上がり箇所が目立ってきます。
堂々巡りでキリがないので、一旦全部外すことにしました。見てのとおり、錆が邪魔して肝心の接合面にはほとんどハンダが回っていません。
窓枠も外しました。ハンダ付けをするたびに水洗いしているので、重なった部分の水分が完全に乾くのに時間がかかり、その間に錆が発生しているようです。
9割り方ハンダが回っているウィンドシル1本を残して外しました。ハンダ付けが必要な箇所は240番のサンドペーパーでガシガシこすり、なんとかブリキの地肌が見えてきました。
サンドペーパーが届かない部分の錆取りには、強力サビ取りの助けを借ります。しかし、結果は…。
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すげ~! 楽しみですね。
投稿: OER3001 | 2014年6月20日 (金) 23時40分
老人の手慰みにはもってこいの作業ですね。
投稿: ぬか屋 | 2014年6月21日 (土) 08時09分
ボケ防止には手先の作業が一番効果的だそうです。
頭の中ではどんな塗色にしてやろうか、などと考えています。
投稿: モハメイドペーパー | 2014年6月22日 (日) 00時33分