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2014年6月28日 (土)

グリース≒ポマード?

 EF65の駆動装置に使っているクラウンギアは、スパーギアと違って潤滑油の保持がむずかしいのです。いつもは運転する前に一般用のオイルを数滴垂らしておきますが、ちょっとスピードを上げるとすぐに振り切ってしまいます。
 密閉式のギアボックスにしない限り根本的な解決にはならないけど、粘性の高い潤滑油にすれば少しは違うだろうと考え、グリースを使ってみることにしました。

P6163252東急ハンズにはいろいろな能書きを謳った製品がありました。それを横目で睨み、近所の島忠ホームセンターで買ったのがこれ。高速ベアリング用と断り書きのある万能グリースで、200g入り450円だから、かなりお買得といえます。細かい成分は書いてありませんが、リチューム石けん基グリース、なんだそうです。

P6163253中身はこんな具合です。これって、色といい、粘度といい、整髪用のポマードそっくりですね。アメリカの俗語でポマードのことをグリースというというのも頷けます。
 今の若い人には馴染みがないだろうけど、昔の整髪料といったらポマードが主役でした。リーゼントのあんちゃんだけでなく、普通のサラリーマンもこいつで髪をきっちり七三に整えていたのです。
 さらに、夏休みの工作なんかでモーターボートを作ると、スクリューの推進軸には潤滑と防水を兼ねてポマードを充填するのが常識でした。

P6163256昔の思い出に浸るのはそこそこにして、ドライバーでギアに塗りつけてみます。以前からひととおり油は回っているし、あたりも取れているので、格段の変化は感じられません。高速になれば振り切られるのは同じで、多少、ギアの谷の部分に残る歩留まりがいいかなというくらいです。密閉式は無理でも、簡単な飛散防止カバーは必要ですね。
 それにしても今回は蓋に付いた分の1/3も使っていません。私の一生では絶対に使い切れないので、少し欲しいのだけどという方がいたら、無料でお分けします。

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コメント

昔、実車のコロ軸受に使用している「アラペンRB300」という
グリスを模型に試して見た事がありました。
垂れる事も無く、長持ちしてオイルより良いという結果でした。

 1/1に係わっている人の特権ですね。昭和40年頃は二硫化モリブデン添加というのが最先端だったけど、今はどうなんでしょうか。

パンタグラフの摺板には、モリブデン含有のグリスが使用されていると思います。
軸受、駆動装置等には、高速回転、高速運転に対応出来るグリス、オイル使用しております。


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