鉄道模型とあそぼう レポート(その2)
この催しは2月11日の祝日と、その前後の土日を合わせた3日間が原則で、今年は途中に10日の休館日を挟む変則的なパターンになりました。なので10日は自由行動、どこに行こうかといろいろ考え、山陽電車を乗り潰すことにしました。しかし、その前に大阪環状線に乗って一仕事です。
福島で待つことしばし、ラッシュ時限定の関西本線から乗入れて来る、緑の103系です。これは区間快速で入ってきてからすでに環状線を2周目で、もう半周して京橋止まりで入庫となります。
大阪に来るたび、いつかは撮っておかなくてはと思いつつ、なかなか撮影の機会がなかったので、今回はしっかりと時刻を調べておきました。写した電車に一駅乗り、阪神電車の梅田に向かいます。
2000円で阪神と山陽が1日乗り放題のきっぷ。これを買っておけば、今日はこのあと、電車賃の心配をする必要がなくなります。
姫路行きの直通特急に乗って一気に飾磨まで行きます。5000系のクロスシートはなかなか快適でした。姫路までは一応乗車すみなんで、今日は網干線に初めて足を踏み入れます。
飾磨から本線は大きく右にカーブして、画面の右奥に小規模な車庫があります。左側にまっすぐ単線で伸びているのが網干線です。この駅も6連の直通特急を止めるため、かなり無理してホームを伸ばしています。
車庫に入るポイントは京成の高砂みたいで、本線側がほとんど制限付きのカーブ分岐になるという、かなり苦しい配線です。
網干線は数駅くらいの盲腸線と勝手に勘違いしていたら、途中で2回、交換がありました。これは最初の夢前川。画面左の駅前に、製鉄記念広畑病院があります。
適当なイメージキャラクターを作ったら、女の子に注目されそうな駅名です。駅名標は少し色褪せたのばかりでした。
駅名の由来は、飾磨から来て駅に入る直前に渡る川が夢前川という名前だから。枚方の天の川と同じで、これといった特徴のある川ではありません。
終点のひとつ手前、平松でもう一度交換します。電車はワンマン対応の3000系と3200系、すべて3連です。この網干線、一部は複々線にできそうな用地が確保されています。
網干に到着。非常に風通しのいいホームです。
3000系の運転台。パネルの一番上はワンマン用のドア開閉スイッチです。マスコンが国鉄タイプに似ているけど、デッカータイプのデッドマン付きになっているのが特徴です。
折り返し時間があったので、駅の外に出てみました。真っ昼間なんで閑散としています。
飾磨から姫路に出ます。JRとの連絡通路から見たところで、このビルの左が山陽姫路駅です。ビルの1回はバスターミナルで、群がるバスはすべて神姫バスというのが凄い。JRの姫路駅に怪しげな103系が見えたので、入場券を買って入ってみます。
これは播但線の標準色。夕方まで昼寝なんでしょう。
こちらは営業車。灘のけんか祭りなどのイラストがラッピングされています。この程度ならまぁかわいらしいといえそう。
姫新線用のキハ127。転換クロスで、これはちょっと乗ってみたくなります。
JRはこのくらいで切り上げ、山陽の乗り場近くで昼飯にします。なにが京風なのかはわかりませんが、期待しないで入った割には、意外においしかった。
一駅目の手柄で降りて撮影。しかし、寒いので数本撮って駅に戻りました。この車両のパンタ、少し幅が広くて、富士電機製なのです。
手柄駅は道路と構内踏切が接近しているので、こんなバリアが設置されています。以前は京成や京急でもよく見かけました。
このパンタの銘板、だいぶ掠れていますが、「S」をデフォルメした富士電機のマークなのです。
帰りは東二見で下車し、車庫の周りを一周しました。OK台車付きのサハはもう廃車になっているようで、よく見ると社紋が外されています。このほかにも車籍のない箱がゴロゴロしています。
どちらも2000系のサハですね。右は救援車になっていました。
これはまだ現役ですが、昨年、事故を起こした編成の片割れで、以来ずっと休車状態です。
アルミカーの試作車は3両まるごと残っています。みんなで磨いて綺麗にしよう、なんてイベントやったら、私もデッキブラシ持って駆けつけるんだけど。
正面入り口の脇に見え隠れしているのは、270形のようです。
これは門の外からも見えます。手前のトラス橋の一部と共に、モニュメントとして展示しているようですが、だったら電車はもう少し手入れして欲しいところ。
山陽の各駅には、地元の名所なんかを紹介する看板があります。全駅集めたらおもしろそう。
これは11日に撮影したオマケ。阪神電車は今でも祝日には車内に国旗を掲揚しています。他社でもこの旗を挿す金具が残っている車両もありますが、実際に旗を出しているのは阪神だけのようです。ただし、近鉄に乗り入れる1000系は旗なしでした。なにか協定でもあるのでしょうか。
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夢前川・・広畑 親爺の実家 私のルーツです。
夢前川 JR英賀保西側の夢前鉄橋から河口まで私の遊び場でした。
そうそう今ははっきりしませんがが写真の200型?塗色は確か茶色だったか で姫路へ行ったことがあるような・・・
久しく忘れていた夢前川のこと思い出さしていただき ありがとうございました。
網干駅近くの小山の上に神社があって遠足で何度か行ったものです。駅舎の変容 70年の時を思わせられました。
投稿: 阪S | 2014年2月15日 (土) 09時49分
阪Sさんの庭先とは存じませんでした。山陽本線はまだ大型蒸機の宝庫だった時代ですね。山陽の200形は、まさかポールではないと思いますが。
投稿: モハメイドペーパー | 2014年2月15日 (土) 20時38分