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2014年2月19日 (水)

ヤスリの専門店

 金属工作にはなくてはならないヤスリ、最近はダイヤモンドヤスリも100均店で買えますが、半世紀前にはホームセンターなどもなく、模型工作に使えるものを探すのは、結構大変でした。私が初めてヤスリを買ったのは高校生の頃で、その参考にしたのがこの本です。

P2049837 TMSの特集シリーズで、昭和36年11月発行の第6版、定価150円です。

P2049840_4 この中の「工具はこれだけ欲しい」の項に、ヤスリの記述があります。

P2049839_2で、この記事を穴が開くほど読み、赤で囲んだ部分に書かれている「上市ヤスリ店」に行ってみました。須田町のカワイモデルの裏なら知らない場所ではないけれど、行ってびっくり、戦前からあるような、いわゆるしもた家風の構えで、おまけに看板は「お茶の上市園」になっていました。
 2・3度その前を行き来してから意を決して中に入ると、確かにヤスリも売っていました。老主人だったかは覚えていませんが、油目なんかの平ヤスリを数本買って帰りました。

P2049834 今でもそのヤスリはしっかり工作に使っています。よく見れば、ちゃんと「上市」という印が刻まれています。先日、須田町近辺を歩いたので、この店がまだあるのか、確かめてみました。

P1319629 ありました。両隣はビルになっているけど、上市園はほぼ昔のままの姿です。もっとも、扉は閉まってカーテンも降りているから、もう営業はしていなくて、看板だけが残っているのかも知れません。もちろん、老主人は他界され、代替わりしているはずです。

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コメント

上市のヤスリ、持っています。もっとも今は本来の使命を終え、
第二の人生(?)のキサゲに化けていますが…。
しかし、この店がまだ残っているとは驚きです。
今度散歩してみようと思います。

私も、たぶんこの本を読んで、木製道床にレールをスパイクしたのではないかと思います。その後、フレキシブルレールなどが出てきて、自分でスパイクすることはなくなったように記憶しています。当時の名著だったのですね。

 職人になると、道具にこだわりが出てきます。うちでは、元浅草の荒井光治商店のヤスリを使っていました。この店は、今でも健在です。最近は、前を通るだけですが。
 うちの父親の代は、やたら舶来品を珍重していましたね。

TMSの特集シリーズ懐かしいですね。うちにも「電車と機関車の工作」、「電車工作集」、
「レイアウト・ガイド」等50年前のバイブルが残ってます。中の記事も面白いですが、広告欄の
模型店は、閉店したり代替わりしたり、今どうなっているのでしょうね。

f.babaさま、
ヤスリの第2の人生、近いうちにネタとしてアップします。須田町界隈の裏通りは、断片的ながらも昭和の雰囲気が残っています。

ぼっちぼちさま、
この頃はTMSが唯一の情報源でした。スパイクの打ち方の挿絵がほほえましいです。

工房5丁目さま、
模型は真鍮相手だから、そこそこのヤスリでも用が足りますが、金型作りなんかだと「〇〇のモンじゃないと仕事にならねぇ」という拘りがあったのでしょうね。

ぬか屋さま、
我が家にもこのほかに何冊か、バイブルが揃っています。旋盤どころかボール盤すら持っている人は少なく、接着剤はセメダインしかなかったことを考えると、あの頃のモデラーの工作力は凄かったと思います。 

はじめまして。主に戦前に建てられた建物をテーマにした『ぼくの近代建築コレクション』というブログを作成している流一といいます。私は鉄道ファンでも模型マニアでもありません。このたび弊ブログで「上市園」を取り上げたのですが、そこで当記事(やすりの専門店)の内容を紹介させてもらいました。古い地図で上市園がかつてはやすりの店だったと判りますが、それと上市園との関連性は貴ブログの記事がなければ判りませんでした。ありがとうございます。

 瓢箪から駒ではないけど、意外な所から意外な発見があるものです。参考になって幸です。須田町界隈は一歩裏通りに入ると、今でもかなり古い建物が残っています。

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