阪急1000系デビュー
11月28日から阪急電鉄神戸線に新形式の1000系がデビューしました。22日の試乗会に参加したので、1000系のプロフィールを簡単に紹介します。当日の9時30分、西宮車庫に集合します。参加者の半分くらいは、いつも東京で顔を合わせる業界人でした。
1000系は一番奥に据え付けられていました。神戸寄りはカーブにかかっているし、大阪寄りもこのすぐ右に架線柱があるという、カメラマン泣かせの位置です。
今までの阪急電車と違い、梅田寄りTcなのに車番は1000になっています。前面は見てのとおり、7000系のリニューアル車に似た、おとなしいデザインです。2両の8個モーターを制御するVVVFインバータ装置です。メーカーは日立でも電機品は従来の伝統に従い、神宝線用は東芝です。
台車はボルスタ付きで、FS579M(M車用)、FS579T(T車用)とも見た目は同じ。
台車の下を覗いて見ました。こういうアングルはチルト式モニタの付いたカメラの強みです。モーターは東芝のSEA-538A。永久磁石同期電動機で、ずいぶん小さいけど出力は190kWと強力です。
車内です。大型の袖仕切りは阪急で初めて。FRPのままではなく、ちゃんと伝統の木目調に仕上げています。
扉上の液晶画面がワイドになりました。ずっと細長いままではなく、2画面の分割表示もできます。照明はもちろんLED。強化ガラスのグローブ付きです。
運転台は9000系とほぼ同じレイアウト。左側の壁面に電圧計と電流計があります。
定期列車の隙間を縫って走るので、あまりスピードは上がりません。やっと100km/hというところでノッチオフです。
1000系については1週間後に発売の鉄道雑誌で紹介されるでしょう。1月15日発売の鉄道ダイヤ情報2月号は阪急特集なので、そちらもぜひご一読をお願いします(私が原稿書いてますので)。
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