JAMに向けて(その2)
このところ本業の原稿書きが盛況でして、その隙間を縫ってJAMに出展する車両の整備を進めています。
まずは一番小さなものからと、ガソリンカーの車体を外してみます。モーターは3極、床板に直付けです。配線の取り回しはプロの匂いが感じられます。ウォームギアの噛み合いも問題なく、回してみると床に反響するのか、少々賑やかです。
足回りはよく見たら内側にブリキの軸受けがありました。薄板だけど軸穴は突き破りなので、少しは潤滑油も保てそう。まぁ、この車両はメインでガンガン走らせることはないだろうから、これでよしとします。
車内は室内灯もありました。前照灯ともども球切れはしていないので、点灯するように配線しました。車体と屋根板とはだいぶ隙間がありますが、これは手の付けようがないのでそのままにしておきます。
ED58の動力台車は、ウォームとウォームホイールの中心が少しずれています。運転には支障ないくらいですが、どうも気になるので修正します。
上が修正前、下が修正後。ファイバーの薄いワッシャ(0.3tくらい)を抜いた分だけずれが修正されたのですが、写真は下の方がやや上からの角度なんで、あまり違いがわかりません。まぁ、自己満足といえばそれまでです。
電車の台車は中心線がぴったり合っているので、手を加える必要はありません。端梁と台車枠が平行四辺形になっているのは、鋳型の時からの狂いのようです。車軸と台車枠は直角が出ているので、それ以上は見なかったことにします。
一番の弱点はコレクターです。これはほとんど使った形跡がありませんが、会場で連続運転したら1日で磨り減って穴があきます。
せめて3日間は持つよう、真鍮板で補強します。これ以上硬い材質でレールの方が減っても困るので、このくらいがちょうどよいようです。
足回りの基本は押さえたので、次はED58のライト配線と電車の組立てにかかります。
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