スピードダウン
製作中の0番EF65は駆動装置がクラウンギア1段減速、ギア比1:4、おまけに径の細いモーターなので、10Vもかけると「はやぶさ」(新幹線の方)も真っ青なくらいのスピードが出ます。
もちろん電圧を絞ればスローも効きますが、これでは少々扱いにくいので、スピードを落とす手段を考えました。ギア比は1段減速でこれ以上大きくはできないので、モーターの回転数を落とさないといけません。
手っ取り早いのは抵抗かダイオードを入れて、モーターにかかる電圧を低くすればいいのですが、数ボルトくらいの電圧降下ではあまり効果が期待できません。ならば実物みたいにモーター2個を直列につなげば、1個あたりの電圧は半分になるし、配線をちょっといじるだけですみます。
ということで、例会の前日(19日)の夕方から、泥縄式に工作を始めました。昨年7月の例会では、やっと走れるようになったという状態でした。中間台車は前後に動かないように仮止めしてあるだけです。昨日の日記の写真と比べれば、1年間でそこそこ進捗しているのがわかります。
並列接続の動力台車。シンメトリーで綺麗な配線です。下心皿は単に3mmの桧板で厚みを合わせただけなので、これも作り替えます。
こちらは直列に配線を変更した状態。下心皿は1mmの真鍮板と2mmのゴムを接着し、手前側には2個のモーターを結ぶコードを通しています。
下心皿部分のアップ。ゴムを挟んでいるので、多少は弾性支持ということになるかも知れません。
真横から見たところ。これはまぁまぁですが、吊りリンクが微妙に傾いているのもあるので、その調整が必要です。
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以前発売になった、カツミ製の上田丸子EB4111がありましたが、うちで組み立てたのは、同じく、速度を落とすために、2個のモーターを永久固定直列にしました。
結果はさほど変わりませんでした。
EF65だと6個モーターがあるので、それなりの効果が期待できるでしょうか?
投稿: 工房5丁目 | 2013年7月24日 (水) 00時45分
カツミのEBは私も組立て、モーターは直並列を切替えられるようにしました。並列で10Vかけると、状態の悪い継ぎ目でジャンプしそうになります。
EF65は4個モーターなんで、台車ごとに2個直列としました。10Vでスケールスピード110km/hくらいの感じ。並列では10Vにすると、怖くてカーブには突っ込めなかったから、効果は十分に認められます。
投稿: モハメイドペーパー | 2013年7月24日 (水) 11時18分
ダンパーは、後で考えるとして下揺れ枕がしっかりしているので、軸バネだけでなく、
上揺れ枕も可動すると面白かったですね。
投稿: ぬか屋 | 2013年7月26日 (金) 22時52分
枕バネを可動にしたとしても、オイルダンパーは伸縮しません。揺れ枕のスイングだけにするとしても、下揺れ枕を支える部分の作りが貧弱なんで、荷重をかけるのは無理そうです。
軸バネが効いて脱線しなければよしとします。
投稿: モハメイドペーパー | 2013年7月27日 (土) 00時28分