JAMに向けて
模型界で8月の大きな行事といったらJAM(国際鉄道模型コンベンション)、私もレイバンズでJAMデビューしたわけですが、ここ数年は 「ブリキワールド」改め「0番3線式の会」の応援団を務めています。
毎年、オーナーがヤフオクなんかで年代物のお宝(一般的表現はガラクタ)を仕入れ、それをJAMの会場で3日間走り抜けるように整備するのが私の役目なのです。
で、今年も数日前に「荷物送るからよろしゅう頼む」という電話があり、昨日、そのお宝が到着しました。早速、中を改めてみます。
一番小さい箱に入っていたのは2軸のガソリンカー。無難にまとめられたデザインです。個人的には客車代用にして銚子のデキなんかに牽かせたいところ。
足回りは結構ホィールベースが長く、スプリングベルトが目立ちます。単車で走るのだから、1軸駆動でもよさそうです。軸受けが貨車用のホワイトメタルなんで、そのままでは3日間の連続運転は無理。真鍮板で軸受け作らにゃいかんかな。
これは日本酒の箱に入っていました。見てのとおり、ED58です。塗装はオリジナルではなく塗り直しで、綺麗に仕上がっています。前照灯の配線がしていないので、これを点灯するようにせぇということなのでしょう。
しかしこの機関車、カーブで台車が首を振ると、軸箱が側面のステップにぶち当たるという難問を抱えています。どちらも位置はずらせないから、ステップを少しひん曲げるしか方法はなさそうです。
これが今年の目玉と思われる私鉄風電車。窓幅は700mmクラス、扉もやや狭く、長電モハ1500形、富山地鉄モハ14750あたりの雰囲気ですね。
汚れてはいるけど、ハンダの外れなどはなく、しっかりしています。屋根は木製でビス止め。ベンチレーターは近鉄タイプ。関西で売られていたようです。
しかし、前面の印象はいわゆる日車タイプではありません。アンチクライマーが付くなど、わりと手をかけています。京都という方向板は国鉄タイプではなし、私鉄だとすれば奈良電あたりを意識したのだろうか。
足回りはこれが同封されていました。台車は軸箱可動のDT16、私が持っているのと比べると、彫りが少し浅いようですが、軸箱にはしっかりKTMの刻印が入っています。
モーターは5極のしっかりした作りで、単行運転には勿体ないくらいです。
ということで、この週末から早速整備に取りかかります。
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面白そうで楽しみですね。
投稿: OER3001 | 2013年7月28日 (日) 01時37分
毎年、それこそ「なにが出てくるか」が楽しみです。半世紀以上前のものが出てくるのもネットのおかげですね。
投稿: モハメイドペーパー | 2013年7月28日 (日) 20時07分