京王電鉄ダイヤ改定
3月はJR、私鉄のダイヤ改正が目白押しですが、それに気を取られていたら京王電鉄では2月22日に一足早いダイヤ改定(改正ではなく改定と明記されている)が行われました。
以前から概要として相模原線に特急新設、区間急行をほぼ全日運転ということが発表され、これと従来の列車種別との割り振りが気になるところでした。
で、結果を一口にまとめると、相模原線の特急が1時間に3本新設され、従来の急行は区間急行に変更(相模原線内は各駅に停車)、準特急はそのままの停車駅で特急に改称、準特急は土休日のみの運転で、高尾線内は各駅に停車となります。
まずは21日限りでなくなった列車です。 高尾山口行きの準特急。高尾線内も準特急扱いとなるのは21日限りです。
京王八王子行きの準特急。これは震災後の節電ダイヤ以来、いつの間にか本家を乗っ取っていました。
橋本行きの急行もなくなります。
この表示も見納めです。
ほとんど話題に上らないけど、調布~橋本間の各駅停車もなくなります。これと快速で同区間の各駅停車は1時間に6本ですが、間隔が5分、15分と等間隔ではないのが難点でした。
この各停は調布駅の地下化により同駅での折返しができなくなり、つつじヶ丘まで回送していました。上り本線から調布に向けて出発する光景も見納めです。
さて一夜明けた22日はというと。 新宿駅の案内表示です。特急大安売りですね。区間急行は新線新宿発着なんで、ここには表示されません。
新宿~調布間では1時間あたり特急9本、区間急行3本、快速3本、各停6本の計21本という、かなりの列車密度になります。 今回のダイヤ改定で一番の目玉となる橋本行きの特急。厳密にいうと新設ではなく復活ですが、以前の橋本特急は新宿~調布間が急行の続行で、かなりイライラさせられる列車でした。
新設された区間急行。側面表示は区急で、かつての京阪みたいです。区間急行と快速は各駅停車となる相模原線でほぼ10分間隔になり、乗車チャンスが平均化されたのは評価できます。
が、しかし、この区間急行、都営線内は従来どおり急行であり、行き先はそれぞれの種別の終着となる駅を表示します。従って上りは新線新宿になっていて、新線新宿から急行の本八幡行きになるのですが、そのカラクリを知らないと、「あれ、都営線には直通しないのか」と勘違いしてしまいます。
下りも同様で、こういう場合の表示を車両本位にするか、種別本位にするかは各社それぞれにお家の事情があるようです。3月16日の地下鉄副都心線関連の相互直通では、元町・中華街~飯能間の列車種別が東急=特急、地下鉄=急行、西武=快速急行になるそうで、この場合の行き先は恐らく元町・中華街発時点から飯能と表示されるはずです。まぁ、しばらくはあれこれ想像して楽しむことにしましょう。
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