どうなる、京王電鉄の新ダイヤ
数日前、京王電鉄は来年2月22日に全線でダイヤ改正を行うと発表しました。井の頭線は単純な増発ですが、現段階で京王線はいろいろと想像を巡らす楽しみが隠されています(概要は以下を参照)。
http://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2012/nr121105_diagram.pdf
一番の目玉は相模原線にほぼ全日、20分間隔で特急を運転。これは従来の急行の新宿~調布間の停車駅を、特急と同じにするというものです。
本線の特急は停車駅に分倍河原と北野を追加。要するに今までの準特急がそのまま特急にすり替わるだけです。
では準特急はというと、高尾線内が各駅に停車となり(現在の土休日ダイヤと同じ)、特急との区別が明確になります。
準特急は高尾線系統のみの種別になる
通勤快速はそのままの停車駅で区間急行に改称し、通勤時間帯以外にも運転(ここに注目)。
本線の快速は調布以西の各駅に停車(従来は東府中から各停)。
とまぁこんなところです。問題はこれらの列車種別がどのように振り分けられるのか。各駅とも現在の乗車チャンスは確保すると仮定して考えてみます。
特急は新宿~京王八王子間に20分ごと(すべて1時間あたり)。これに相模原線の特急を加えると、1時間に6本という特急・準特急の枠はいっぱいになります。
相模原線はこれに都営新宿線直通の区間急行(または快速)を入れれば現状なみ。しかし、本線系統が調布以西で特急が3本ではサービス低下ですから、最低でも高尾線直通の急行が必要になります。
都営新宿線直通の種別は区間急行になるのか
かといって、 日中に快速がなくなると、下高井戸、八幡山、仙川で利用できる列車が3本減ってしまいます。これは都営新宿線から笹塚以西への列車を増やす(つつじヶ丘まで延長)ことで補うのでしょうか。
快速は一部通過となる駅がある普通、といった方があたっている
いずれにせよ、特急・準特急6本、急行・快速6本という枠に拘ると、どうしても本線の調布以西がサービス低下になりそうです。抜本的な改正ということなので、新宿~調布間は特急9本体制ということも考えられますが、調布での本線と相模原線の接続が難しくなりそうです。
遅くとも年明け早々には詳しい内容が発表されるでしょうから、それまではあれこれ仮想ダイヤを組み立てる楽しみが続きます。
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