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2012年10月26日 (金)

東武鉄道の旧型車

 昭和39年は東京でオリンピックが開催され、夢の超特急といわれていた東海道新幹線が開業、私は大学生になりました。大学の入学式が行われたのはなぜか台東区の施設(浅草の近くの公会堂だったと思う)で、せっかくこんな所まで来たのだからと、その帰りにちょっと寄り道して東武の電車を撮影しています。
 今と違って東武鉄道沿線に出かけることはほとんどなかったので、大袈裟にいえば異次元の世界に入り込んだような気分でした。なお、写真がブレたりピントの甘いのは やっと自分用(といっても父親と共用)のカメラを持ったばかりで、まだ扱いも不慣れなためであり、カメラのせいではありません。


Img_0086
 ここは曳舟だと思います。電留線で折り返し整備中の準急ですね。行き先は伊勢崎になっています。手前はセミクロクシートのクハ500形、その次はモハ5410形でしょうか。


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 同じ編成の反対側(伊勢崎寄り)です。先頭は東武名物のクハユ290形。この2両は8000系と同じオレンジとベージュに塗り替えられています。

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 小菅で浅草行き準急の後追いです。車両は32系ですね。32系と54系は同じような車体がありますが、電機品の違いで形式を分けています。
 見分けるポイントはパンタグラフ。32系はEE社製で、やや線が細い感じ。54系は日立製で、下枠が1本の丸棒、碍子の軸がレール方向です。

Img_0090
 西新井の下りホーム、ホーム上に大師線の0kmポストが建っています。電車は32系。方向板は日光・東武宇都宮となっているようです。新栃木で分割ですね。

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 反対側に停車していた大師線の列車。先頭はモハ1401のようです。正面が5枚窓というのが凄い。運転席は中央なんだろうか。
 たまたま停車していたから撮っただけですが、いろいろと調べてみると
5月に荷物電車(モニ1472)に改造されているので、旅客用として最後の姿ということになります。
 それにしてもホームの向こうは、ここが23区内とは思えない光景です。コンクリートの電柱らしきものが置いてあるところを見ると、これから駅前の整備が始まるのかも知れません。

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コメント

昭和39年の曳舟駅、懐かしいですね。
私も高校を卒業し、就職した年でした。
スカイツリーの押上、亀戸線発着駅の曳舟駅に挟まれた典型的な
下町に育った私にとって曳舟駅は故郷そのものです。
京成曳舟駅近くにあった「原模型店」はこれまた私の模型人生の原点で、
先代の親父さんには大分影響を受けました。
鉄道とは、都電と東武線のこと、と思っていましたが、楠居さんの東武恋
はこれがきっかけですか?

 そうか、佐野さんの地元なんですね。原模型店はTMSの広告を頼りに、一度だけ行ったことがあります。今はその場所を思い出せません。
 東武の車両は独特の雰囲気があるけど、一口に言えば野暮ったい、垢抜けないという印象でした。一応、関心はあったけど、友達以上、恋人未満というところですね。

はじめまして、石居と申します。
このページの西新井駅と大師線、大変懐かしく拝見しました。
丁度私が10歳の時の写真です。
当方のFBで紹介させて頂きたいので、お写真お借りしても宜しいでしょうか。

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