地下化直前の京王線新宿付近(3)
ちょっと間が空いてしまいましたが、この2日間、アクセスがかなり増えているので(といっても1日に40ちょいですが)、いつまで続くのか、様子を見てみたい気もします。
それはさておき、8月最後のアップはまたまた地下化直前の京王線です。
これは新宿と初台の中間あたり、左後方に見えているのが文化服装学院の円形校舎です。その形状から京王の電気系統の社員は、スライダックとか電磁弁と呼んでいたそうです。
今もこの建物は健在ですが、周りに髙い建物が林立し、その中に埋まっています。円筒型の建物はこの頃の流行で、千歳烏山にも円形校舎の高校がありました。
さてこの写真、京王線が複々線になるようにも見えますが、実は甲州街道部分の地下化と同時に左側の仮線路に付け替え、今、電車が走っている部分に地下線を掘ろうというわけなのです。
これは甲州街道から専用軌道に入ってすぐの所。画面中央の奥が甲州街道の併用軌道です。カーブの内側には地下線のコンクリート壁が見えています。
電車は併用軌道から専用軌道に入ったところ。手前が地下線から地上へのアプローチ部分です。右下に地下から上がってくるレールが見えています。現在は蓋がされて完全な地下線になり、地上は遊歩道になっています。
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コメント
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昭和49年 この校舎の甲州街道を隔てた反対側に新社屋が建設され金杉橋から移転してきました。残念ながらこのシーンは見られませんでしたが・・・
初台 西新宿3丁目界隈 懐かしいところです。
投稿: 阪S | 2012年9月 8日 (土) 09時50分
昭和49年というと笹塚までの複々線化工事が真っ最中の頃ですね。私は前年に結婚して、つつじヶ丘に住んでいました。
6000系も入り、京王線が一番おもしろかった時代かも知れません。
投稿: | 2012年9月10日 (月) 11時56分
こんにちは。
貴重なお写真を楽しませて頂きました。
新宿から初台までの地下化の時代は、車両も(その当時での)新旧が入り混じり、昇圧も控えて、実に興味深かった時代ではなかったでしょうか。
新宿近辺の景色も今とは隔世の感、想像もつかないような長閑さですが、緑色の車両が地上を、道路の真ん中を走っていた時代を、私も自分で見てみたかったと改めて思います。
その後は、20m級の車両が主役になり、旧型車は一掃されて、地下区間も笹塚まで延長、都営新宿線と相互乗り入れの開始など、15年程度で一気に新しい時代の京王帝都に生まれ変わっていきます。
軌道時代の面影が決定的に失われた以後の15年とも言えましょう。
今の洒落た綺麗な京王線の姿が眩しく思えます。
興味深く拝読しました。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc
投稿: 風旅記 | 2015年6月26日 (金) 13時15分
半世紀前、京王がやっと軌道の面影から抜け出せた頃です。新宿も西の方は開発途上で、目立つ建物は文化服装学院の校舎と、初台のガスタンクくらいでした。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年6月26日 (金) 14時55分