初めてのカメラ
初めてカメラを使ったのは小学校6年の
修学旅行の時(昭和32年)で、そのカメラが
奇跡的に残っていました。
これです。
ケースはだいぶボロボロですが、中身は
原型を維持しています。私の父が使っていた
もので、この時代の子供用カメラとは違い、
金属製です。昭和20年代後半の製品と思われ
ますが、今でもメッキは綺麗だし、全体にしっかり
した造りです。
BOLTAX(ボルタックス)Ⅲという名前のよう
ですが、Ⅰ、Ⅱはあったのでしょうか。
図面風に前、後、上、下を撮ってみました。
横幅がほぼ8cm、重さは約193gです。
レンズは40mm・F4.5、恐らくトリプレットタイプの
3枚玉でしょう。シャッターは2枚羽根でB(バルブ)
と1/25、1/50、1/100秒、向かって右側がチャージ
レバー、左側がレリーズレバーです。
距離は目測ですが、前玉回転式ではなく、
スクリュー式でレンズ全体を繰り出します。
一番繰り出すとかなり出っ張ります。
フィルムはボルタ判を使います(今は発売
されていません)。リーダーペーパー付きで
約24×24mmの画面が12枚撮れました。ライカ
とは逆に軍艦部を取外して装填します。
背面も開閉式で、これは1枚目の位置を確認
するためだったと思います。
というわけで、レンズは少し曇っていますが、
シャッターはちゃんと作動するので、フィルムさえ
あれば、撮影は可能です。
35mmフィルムも装填できますが、フィルムの送り
が確認できません。ダメモトで遊んでみるのも
おもしろそうです。
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